スマートフォンの進化と最新機種について

ブラックベリーの登場

ノキアのNokia 9000 Communicatorの登場は衝撃的でしたが、やはりフィーチャー・フォンにPDAが付いただけだと判断する方も多く、フィーチャー・フォンのカテゴリーから大きく逸脱した物ではありませんでした。

しかし、1999年に登場しResearch In Motion Limitedから発売されたキーボード付き双方向ポケットベル「ブラックベリー1号機」は、非常に小型ながらもキーボードが搭載されており、当時のビジネスマンに爆発的なヒットとなりました。このブラックベリー1号機によって、オフィスにいなくてもブラックベリー1号機を持っている人同士で意思の疎通が簡単に取れるようになったのです。

ブラックベリー1号機は、厳密にいうとポケベルの進化版にカテゴライズされるのですが、その後に発売された機種では、携帯電話の機能に電子メールはもちろん、ウェブブラウジング機能などが付きました。この機種の登場により、サラリーマンの方がどこでも仕事ができるようになる地盤が作られたことになります。2002年に発売された機種では、ノキアのNokia 9000 Communicatorに近い、PDAに小型のキーボードを備え付けた形態での発売となり多くのユーザーが利用していました。